読み終わったのですが、
いや~、よかったです。
読んだ方もいると思いますが、
ココマデ子どもがいない心情に踏み込んだ本、、、
(もともとこの分野の本がほとんどないけれど)
多分ないんじゃないかと。
作者が私と同年代なので
生きてきた社会や時代が同じなので
大いに頷くところがあったのが
↑のような感想になったとも思います。
現在40歳前後以下の人は
ちょっと上の世代の視点が入っているので
また違う印象を持つかとも思います。
著者は独身のアラフィフ。
晩婚な私は独身の方の気持ちを語るところも
ひしひしとどっぷり感情移入をしてしまいました。
特に印象に残ったところはいくつかあるのですが
回り道時間かけながら「子の無い人生」もありという
着地点に降りてゆくというくだり。
お子さんがいらっしゃらない
安倍首相の奥さんに子どもがいないことについて
インタビューする機会があったそうです(これを聞けちゃうのはすごいとも思う)
彼女の言葉、
「(略)けれど私は、”子供のいない人生”を天から与えられたものだと思っていて、
その中で自分に何ができるのか、と考えています」(P198)
首相夫人だからね~庶民と違うよという揶揄する人もいるかもですが
エスリンクス(子どものいない人生)を歩まざるを得なかった人に対して
励ましとも少し違う、癒しのような言葉に私は思えました。
おススメ本です。
また感想をそのうち書きたいと思います。