多様な生き方がそこそこ認められつつある今と違って、昔って
子どもがいない女性は本当に大変だったと思うんですよね。
戦前だったらお妾さんが子どもを産んでその子が家を継ぐということもありました。
子どものいない本妻がお妾さんの子どもを育てるということも
あったし、本心は分からないけれど女とはそういうものって
教育されてきてその子を育てて家を守っていたと思います。
朝の連続テレビ小説「あさが来た」の主人公のモデル、広岡浅子さんも
第二子は健康上の理由であきらめて、自分の世話をしてきた女性に
夫のお妾さんになるよう勧めて実際その人が産んだ子どもが4人とか
(今だったら考えられないな)。
しかし戦後は男女平等。
妻が子どもを産めないならお妾さんが子どもを産むこともアリ、ということはなくなり、
養子を取るか or 子どもをいない人生を歩むことになり、、、。
養子も少子化になると親戚縁者というのは難しいし、かといって
どこか「血」というものを日本ではとても尊んでいて
他人の子どもを養子にするということ、、、アメリカの養子文化みたいなものも根付いていない。
この
・お妾さんもNGで
・養子もNGで
子どもをいない人生を歩むことになった一昔前の女性たち、
今、70代以上くらいの女性って
どれほどつらい想いをしてきたのかな、ってふと思います。
戦後とはいえ、
姑さんも今より厳しいだろうし、
家というものも今より重視されていただろうし、
口うるさい親戚の数は多いし、
子どもがいないということが今よりレアで
女性の社会進出がそれほど進んでいなくて、
情報も圧倒的に今より少ないし、、、。
一度そういう方に
インタビューしてみたい。
どうやって子どもがいないということを
乗り越えてきたか、と。
子どもがいないということを一般的に話題にするのは
今でも充分タブーな感じがあるけれど、
それでもこうしてネットなどで情報を取れたり掲示板などで意見は聞ける。
そんなことが一切なかった一昔前の子どもがいなかった女性たちに比べたら
まだまだ恵まれているのかもしれないな、と思ったりします。