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子どものいない人がいるところで
子どもの話題を避けて欲しいというわけではなく
やはり、これも会話の相手との関係性や人の性格・人柄によるという
難しいことなのですが・・・。
先日、NHK『あさイチ』でゲストの方が電話で視聴者に聞きたいこと、ということで
母親から教わったこと習ったこと教えてください、みたいなことを
俳優の栗原小巻さんが質問されていました。
このことでなんかふと思い出したのが小学生の朝礼での出来事。
(ブログのネタを探しているとふと思い出すものが多くなる^^;)
校長先生が次の日曜日は母の日。なんちゃらと続き、
お母さんに赤のカーネーションを買ってあげましょう、
いない子は白いカーネーションを、
というお話をされました。
(40年以上の前のことなので、校長先生や教育者の威厳が今よりあった時代だと思います)
その話の後に、クラスメートが
「校長先生が母の日のことあんな風に言ってノブがかわいそう」と言ったのでした。
ノブくんはお母さまを小学生で亡くしました。
皆そのことを知っていました。
小学生でお母さまを亡くしたノブくんは小学校の中ではマイノリティー。
しかし小学生に対して親の話や母親のことに関する話をしないということは一般的にないと思う。
でも担任の先生側からしたらまだ10歳なったかならないかの子どもに対して何かと気にかけていたとは思う。
この時のことを思い出して、
マイノリティー、ここではノンファンー子どもがいない人ーへの配慮(気にかける)って
必要なのか、必要ではないのか。もしそうだとしたらどれくらい?
そのあたりが本当にファジーな難しいところだと思いました。
個人レベルと社会レベルということもあるし。
マイノリティーであるノブ君に気を使って母親の話を必要なのにしない、ということは学校ではできないし
ノブ君が仲間といる時に「うちの母ちゃんの料理が美味しい」「ママと〇〇に行った」という話も
小学生だから結構出てきちゃうかもしれない。
でも大人になるとそこまではしないかも。
でも避けられるのもいやかも。
大人になってくると
避けた方がいい話題というのが分かってくる。
それで、個人レベルでの話になるけれど
子どもがいる人といない人の間において、
子どもの話題を避けた方がいいのか避けて欲しいのかということは
本当に人それぞれだなあと思う。
ケースバイケース。
子どもがいない人も、子どもの話題を全くしてほしくないということはないと思うし
それこそ不自然。気を使われるというのもぎこちない。
かといって子どもの話題ばかりでもつらいものもある。
最初は、その人のことをよく知らない間は、
子どもの話題ばかりはノンファンにとっては
やはり遠慮したいもの。
最初はお互い、適切な会話の話題の着地点を見つけるのに探り合うのも必要なのかもしれない。
自然にそこそこ子どもの話を聞いたり、質問もできたり、また相談にものってあげられたり。
そして子どもがいないことについての話もできたり。ギブアンドテイク。
そんな友人関係がいいとは思います。
ノンファンでそういう友達がいる方はどれくらいいるのかな。
そういう関係が理想とは思っても
最近はネットやSNSのコミュニケーションが対面より勝ってきているので
心地よい人間関係を構築していくのが前より難しくなってきているかもしれないです。